日本でも施術院や整骨院などで、中国整体と呼ばれる推拿を行うところが増えてきました。
余り馴染みのない推拿ですが、歴史は2000年と古く、手技だけで行うため痛みなどは伴いません。
中国では病院などで施術を受けられるのですが、日本では民間の整骨院などで施術できる所を探して、受けるしか今のところ方法はありませんね。
では一体どんな施術を行うのでしょうか?
推拿療法は手技だけで全ての施術を行います。
時には体全身を用いて、経路や経穴を刺激し、気の流れや血流を改善します。
それによって症状の痛みなどを緩和させる事もできるでしょう。
また中国医学に基づいた陰陽のバランスも重視しており、症状にあわせて、その手技を変えて施術します。
この陰陽のバランスを整えることで健全な体調を回復することができるのです。
また筋肉痛、肩こりなどのの血液循環を改善させるために、筋肉を伸ばし緩和させ症状を改善させます。
血液循環を良くすることは、全ての改善につながり、新陳代謝や自己治癒力を高めるでしょう。
また貯まっている老廃物などを排除することで、壊れた組織を回復させる事ができます。
推拿療法はマッサージのように筋肉を扱う部分と、整体のように間接を扱う部分の療法を兼ね備えており、その対応できる症状が、非常に多い事が特徴でしょう。
筋肉痛、肩こりといった症状だけではなく、自律神経や、頭痛、不眠、消化器系の不調、眼精疲労、五十肩、腱鞘炎などにも適応できます。
中国の病院では、症状に合わせて施術され、場合によっては西洋医学的な治療を行うのです。
病院では中国医学と西洋医学を混在させ、療法の良い部分を分けることなく患者に合わせて治療します。
それほどまでに信頼と効果の高い推拿療法ですから、中国では医師が国家資格を持って施術する分野なんですね。
残念ながら、日本ではまだまだ認知度も低く、取り入れはじめた民間療法の整骨院などが行う程度です。
しかし、施術を受け体調を良くすることで、仕事や日々の行動も自ずと変化していく事でしょう。