日本国内において、推拿についての技術を取得するためには色々な方法があります。
ただし、本当の中医学である推拿を身につけるものではなく、マッサージやセラピストを対象にした、一部分を学べるスクールである場合が多く、独自の修士資格などを設定してる場合が多いでしょう。
当然、これだけでマッサージや按摩などの開業はできませんので注意してください。
こういったスクールは、資格を持ったあん摩マッサージ指圧師が知識として取り入れる場合に有効で、決して無資格での開業はできません。
また整体は現在では法的な成約は無く、無資格で誰でも開業できるものですが、按摩やマッサージを行う事はできません。
中医学に関しては、中国へ学びに来る外国人も多くなり、十分な知識もないまま自国に帰って開業し、副作用や、効果がなかったりする事態が頻繁に起こるようになってしまいました。
そこで、中国政府がそういった中医学のイメージダウンを防ぐ意味もあり、資格基準を設けたのです。
それが国際中医師という資格にあたり、1996年以降、年に1回日本でも試験が行われています。
推拿の場合は国際按摩推拿師などがそれにあたり、中国では中医師と同じ知識を持った資格者といった扱いですね。
もちろん、医師免許ではありませんので、中国でも日本でも医療行為は行う事はできません。
しかし日本で、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を持っておれば開業はできますので、
合わせて国際中医師の資格を持っていることは、中医学にも詳しいといった目安になるでしょう。
そういった国際中医師の資格を目標に開校している学校は、何校も存在していますので、国家資格を取得し、国際中医師の資格を持って取り入れていくことは可能でしょう。
中国の学校が日本校として開校している場合もあり、実習を中国で行っている学校もあります。
これから日本にも増えてくるであろう推拿療法ですので、マッサージ師として生計を立てていかれる方は、注目してみてはいかがでしょうか?