近年になって、整骨院やマッサージサロンなどで取り入れられるようになった推拿ですが、中国では医大で学び、病院で施術するほど一般的に知られた施術法です。
手技だけを使った施術法になりますので、薬のように副作用や痛みも伴いません。
誰でも安心して施術を受けられるだけではなく、非常に心地よい手技療法になります。
推拿が対応出来る症状は幅広く、整形外科で取り扱うような症状から、婦人疾患、内科治療を要するような症状、眼科、耳鼻科で扱うような症状まで含まれているのです。
一例を挙げますと、
- 五十肩、椎間板ヘルニア、むち打ち、坐骨神経痛、腰痛、肩こり、スポーツ障害
- 自律神経失調症、冷え性、生理痛、更年期障害、不妊
- 高血圧、頭痛、不眠、疲労倦怠感、胃腸疾患、便秘、精力減退、喘息
- 花粉症、鼻炎、眼精疲労、耳鳴り
- 下痢、消化不良、免疫力向上
などの症状を和らげるばかりでなく、即効性があるのが特徴でしょう。
推拿療法は整体などと違って、痛みを伴わないものであり、手と体を使って施術を行います。
また、その場だけの症状の緩和だけを目的とするのではなく、健康な体質を作る事ができますので、体質改善や病気になりにくい体を作ることが一番の目的と言えるでしょう。
施術を続ける事で、気の流れを改善し、血液やリンパの流れを改善できます。
中国医学の中で推拿は2000年の歴史を持ち、今だ重要な療法として行われています。
日本での知名度は、まだまだこれからという所でしょうが、今後注目される施術法となるでしょう。
何よりも体にかかわる、色々な問題や不調が改善できる幅広さと手技だけの施術という安全な方法が魅力ですね。
日本でもマッサージ師などを教える、スクールや専門学校はたくさん運営されていますが、推拿を取り入れている学校が増えてきています。
施術を受けられる場所は、整骨院やマッサージ店、リラクゼーションサロンなどで行っている場合が多く、取り扱っているお店を見つけたら、一度推拿を体験してみてがいかがでしょうか?