私たちが普段、病気や怪我で治療を受ける時に、自分が今受けている治療は、東洋医学なのだろうか?西洋医学なのだろうか?などと普通は考えないと思います。
しかし、今健康でいられることも、医学の発展や歴史があってのことだと理解しなければなりません。
誰かがどこかで、死に物狂いの努力をした結果、今の生活があると考え、その歴史について学ぶことも非常に重要なことです。
最近は、漢方の言葉にあるように、中国医学が注目されることが多くなりました。
薬で治すというよりは、自然治癒力に任せるため、医療的にも安全であり、何かに依存するようなことがありません。
中国医学のことを考える上で欠かせないのが、東洋医学についてです。
一言で言えば、東洋医学は中国医学の大義になり、お互い長い歴史を辿って今の評判になりました。
東洋と西洋では、医学の根本的な部分に違いがあります。
西洋では、病気の症状に合わせた治療を行うのに対して、東洋医学は全てを把握した上で治療を行います。
辿ってきた歴史が違うために、それぞれ考え方も変わってきたということです。
これらは日本での医療についても同じ事ですが、それぞれが独立して存在していますが、治療に関しては、お互いの良い部分を取り入れています。
東洋医学と呼ばれる代表的な医学は、中国医学、インド医学、チベット医学があります。
チベット医学は、中国医学とインド医学の要素を取り入れているイメージになります。
東洋医学の基礎は、人間が本来持っている治癒力を上昇させるということです。
ポイントを絞って治療するのではなく、全体的に見て治していくという方法ですね。
人間は元々、怪我をすれば自然に治っていくはずです。
また、病気に関しても、一度かかった病については、抗体ができるようになっていて、同じ病気にかかりにくくしてくれます。
これは人間が持っている素晴らしい機能の一つです。
東洋医学は、こういった人の持っている力を存分に発揮することを目的としているのです。