人が健康であり続けるためには、新陳代謝を上げることは必要不可欠です。
この新陳代謝が良いと健康であり、新陳代謝が悪くなると病気になるという考え方は、中国医学の歴史を見ても、かなり昔から考えられていたことが分かります。
新陳代謝とは、体の中にある古いものが新しいものに変わること。
それは、血であり、水であり、またその他全てのものに対して言えることであり、人間が元々持っている力の一つです。
最近は、メタボリックシンドロームの言葉にもあるように、肥満に対する考え方に新陳代謝がよく取り上げられます。
新陳代謝が悪くなると、太っていくために、これらを改善することがダイエットにつながるということです。
また、美容に関しても同じことが言えます。
デトックスなどもこの一種になりますが、体の中にある古い不純物をいかに早く外に出せるかが、美容にも大きく関係してくるのです。
我々の生活の中で使われる新陳代謝は、いつしか健康よりも美容やダイエットの方に傾いてきています。
しかし、美容に関してもダイエットに関しても、根本をたどれば健康になることを目的としていることを忘れてはいけません。
体の中を巡っている成分たちをいかに活用できる体にするか、それが健康になるためには必須条件なのです。
中国医学では、これらの代謝が健康に強く結びついていることを発見していました。
歴史を見ていくと、かなり昔から考えられていたことが分かります。
人間の体を自然と同じ感覚の中に入れることで、気や血や水が、体を巡りやすくなるという考えを持っていました。
つまり、これらが巡ることを怠った時、つまり新陳代謝が悪くなった時に、人は病気になると中国医学では考えられていたのです。
この考え方は今も同じです。
これが紀元前から考えられていたことであると知ると、改めて歴史の素晴らしさと、中国に住んでいた方々の研究熱心さが見て取れます。
我々は、昔の方々の努力で今の健康体を維持できていることに改めて感謝すべきだと思いますね。