推拿は、鍼灸、漢方と並んで中国では広く知られている、ポピュラーな医療技術です。
日本では、中国整体、中国医療整体といわれています。
通常の整体と違うところは、推拿には100以上もの手技があり、ツボを刺激する効果があることです。
推拿は、捻挫や肩こりなどの治療のほか、器具や薬を使わずツボを刺激することで、身体の中から健康にしていく効果があります。
先進国を中心に、肥満症に悩む現代人が増え、社会問題にまでなっています。
さまざまなダイエットツール食品や、ダイエット器具が次々と表れ、消えていきます。
ダイエットは、女性の最大関心事といっても過言ではないでしょう。
また美容的な見地からだけでなく、肥満症は糖尿病や高血圧、高脂血症などの原因になります。
健康に害があるということも知られるようになり、最近では男性も肥満症の改善に取り組んでいます。
重すぎる体重は身体全体に負担をかけ、関節痛の原因にもなります。
推拿の治療院に、関節痛の治療で訪れた肥満症の患者の、根本的な関節痛の治療は、「痩せること」になります。
体重が落ちれば、関節への負担が大幅に減り、関節痛も改善していきます。
推拿の手技には、腸の運動を活発にして、便秘を解消するなど、内臓の働きを活発にして、代謝を高める作用があります。
身体の歪みが肥満症の原因になっている場合は矯正も行います。
また、食欲を抑えるツボを刺激することや、冷え性の体質改善なども含め、患者一人一人の身体を、トータルにケアすることで、太りにくい体質を作っていく、リバウンドのない肥満症の改善です。
推拿発祥の国である中国では、病院に外科や内科と同様に推拿科があるほど、きちんと確立した医療技術なのですが、日本では民間療法という位置づけです。
そのため、施術者に技術や知識、経験の差が大きく、満足のいく治療が行われない場合もあります。
肥満症に効果あり!となると、つい効果を期待して試してみたくなりますが、事前に情報を調べ、確かな技術を持つ信頼できる治療院で施術してもらいましょう。